「始まりはそう・・・かの【巨躯】戦争の前だ。
私がまだ六芒となる前、私とアルマは・・・1人のアークスの運命を変えてしまったのだ。」
レギアスから語られた衝撃的な内容・・・
かつて六芒と呼ばれる前に、レギアスとアルマは1つの過ちを犯したのだという
それは組織にとっては些細な事、しかし2人にとっては今なお尾を引く悔恨だった
「私はかつて、もう1人の剣士と腕を競い合っていた。
・・・彼女は強かった・・・随分と過去の事だが、私と彼女とはほぼ互角の腕前だった・・・これはマリアも当然知っている。
当時、ダークファルス【巨躯】から世界を・・・アークスを守り続けられたのは、私とアルマだけでなく、彼女・・・刹那の存在もあってこそだった。」
一同は驚愕した・・・刹那とは、【巨躯】戦争の最中にアークスを裏切り、防衛部隊に壊滅的被害を与える引き金となった人物である。
しかし、レギアスから語られた彼女に関する事柄は、当時の情報とはあまりにも掛け離れたものであった