増援として最前線へと降り立ったのは、以前にも新たなダークファルスと戦闘経験があるシナノ sukeixisu 龍鬼 UKAMの4人と、その一助として新システム「MRS」の提唱・管理責任者でもあるトリニティと、助手という名目で連れて来られたセリスの5人だけだった
「5人・・・だけなのか? 」
人数を確認し、不安を拭いきれないオーザが言葉を漏らす
無理もない、ただでさえ現状は芳しく無く、相対するのは航宙艦レベルの巨躯を誇り、自らを【憤怒】名乗るダークファルスの完全体・・・
たった5人の増援が来ただけでこの状況を打破できるとは到底思えないのも無理はない・・・だが・・・
「前回の戦闘データと新型からのフィードバックのおかげで、多数の問題点も克服できたし、いくつかの改良も施せた・・・前よりだいぶパワーアップしているはずだよ。」
「そりゃ楽しみだな、前の相手はすぐ退いたから何か消化不良みたいな感じでモヤモヤしてたんだ!」
「フン、俺モアノ時ハ満足行クマデ殺リ合ッテナイカラナ・・・今度ハ本当ニ最後マデ付キ合ッテ貰イタイモンダ。」
「俺達もどこまで伸びてるか、前はすぐに終わっちまったし・・・キッチリ付き合って貰うぜ、ダークファルスさんよ!」
「俺達全員で未来を掴む・・・さぁ、アークスの時間だ!」
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