第14話 絶望の雨に吠えるもの

第2次増援のアークス達が見たものは、凄惨な現場だった……
黒雲垂れ込める空、降り止まぬ雨、濡れた戦場には巻き込まれ命を落とした民間人と、成す術なく殺されたアークスの死体が転がっていた……
そこから視線を上に上げると、映ったのは低めのビルの上に佇む2つの黒い影と、そこから落ちる1つの影……
しばらくの沈黙の後、慟哭の如き叫び声が聞こえてきた

それから起こった事は、箝口令が敷かれ、ごく一部しか事実を知る者は居ない

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